なおの場面緘黙症日記

外で喋りたくてもうまく喋れない私の日記。YouTube「場面緘黙症なおちゃんねる」→ https://m.youtube.com/channel/UCFu5NR7KQwj8G0q6uzjNUVA

うつ病絶不調

私はうつ病なのですが、最近暗いニュースが多いせいなのか、天候が不安定なせいなのか、飲んでいたミルタザピンと言う抗うつ剤を辞めたからなのか、とにかく調子が悪い日が多くなっています。

私は普段うつ病ですが、私のうつ病は最近は精神的な不調と言うよりは身体的な不調が多くて、倦怠感を感じたり、疲れやすかったりすることはあっても、気分が落ち込んだり、気持ちが不安定になったりすることは以前と比べて減っていました。

でも、ここ最近はメンタルの不調も多くなっています。

特に何か嫌なことがあったとかではないのですが、気分が沈んでしまったり、何をするにも意欲が沸かなかったり、何に対しても興味や関心がなくなったり、横になってぼんやりしながら、

「こんな寝ているばかりの私に生きている意味があるのだろうか」

と考えて、

「このまま砂になって消滅してもいいなぁ」

と思いながら寝る事が何回かありました。

 

普段はうつ病とはいってもなんだかんだYoutubeを見たり、ゲームをしたりして楽しいと感じることはできていたし、Youtubeを見たりゲームをしたりすることで自責の念や将来への不安を紛らわすことができているのですが、本当に調子が悪い時はYoutubeを見てても内容が頭に入ってこなくて、しまいには動画の音声すら煩わしく感じて動画を止めてしまったり、ゲームはそもそも起動する気力すらわかずに、ただただぼんやりと横になることしかできない日がありました。

 

また、私はどちらかと言うと過眠の傾向があったのですが、最近は夜寝つきが悪くて、その寝つきの悪さから朝起きる事が余計につらくなって、昼夜逆転気味になってしまうこともあります。

朝や昼に寝なければいいのかもしれませんが、他に気晴らしをすることもできないため、結局寝るしかなく、どうにもできなかったりします。

 

そんな日はA型事業所も休むことにするのですが、休んでしまうとその分お給料も少なくなるし、「また休んでるよ」とか思われていないか不安になったりして、倦怠感から朝の準備ができなくて休んでしまっても、精神的にはあまり休まらなかったりします。

 

うつ病は良い時と悪い時を繰り返すものですが、8年うつと付き合ってきた私でもいつ調子が悪くなるか読めないし、ある日突然心身が絶不調になることがあって、「もうこれはそういう病気なんだから仕方ないよな」と思うことにしています。

一般就労はまだ無理やな、と思った話

私の母親は仕事をしています。

ある日、仕事から帰ってきた母が、母と同じ職場の人についての話をしていました。

職場に、やりたい仕事だけやって、やりたくない仕事はやらずに、仕事を選んでやっている人がいるが、その人は正社員なので待遇はよく、ちょっと納得がいかないという話でした。

 

それを聞いて、私は少しドキッとしてしまいました。

仕事というのは何もかも自分の好きなようにできるというものではないし、ある時は自分のしたくないこともしなければならないものだと思います。

でも、私は広汎性発達障害であり、場面緘黙症であり、うつ病です。

私には障害や病気によってどうしてもできないことがいくつかあります。

例えば、電話応対や接客、受付などです。

でも、一般就労で病気を隠して就職するということは、業務内容に関しての配慮は全く受けられません。

健常者と同じように、指示された仕事はこなしていくことが当たり前のこととして求められるし、そこで私がもし「電話応対はちょっと難しいです」などと言って、電話応対を免れたとしたら、それこそ

「なおは仕事を選んでいる。」

と思われて、同じ職場の人から白い目で見られてしまうこともあれば、実際に私が特定の仕事を避けることによって迷惑をかけてしまうこともあると思います。

そんな状況の中、私ができない仕事を他の人がやらなければならなくなって、私の代わりにやってくれる人達と私の給料や待遇が同じだとしたら、それこそ顰蹙を買ってしまい、だんだんとその職場にいづらくなって、仕事を続けられなくなる可能性も高いです。

今回の母の話を聞いて、私は今の私の病状ではできないことがたくさんあるし、不向きな仕事をして体を壊した経験もあるため、働くのであればまだ一般就労は難しいだろうな、と改めて思いました。

 

障害者採用の求人を調べることがありますが、障害者採用は一般雇用と比較すると職種も限られてくるし、給料にも差があります。

でも、健常者のサポートが必要なことや、障害によってできないことへの配慮を考えると、これは多少は仕方のないことなのかな、と思ったりもします。

 

障害者採用にも一般雇用にもメリットとデメリットがありますが、とりあえず今の私の病状を考えるとまだまだ一般雇用で、障害を隠して働くことは難しいな、と感じています。

 

名前を呼べない

私が苦手なことの一つに、口頭で人の名前が呼べないということがあります。

現在働いているA型事業所でもなかなか職員さんの名前が呼べなくて、「すみません」とか、「あの、、、」とか言って何とかやり過ごしていたところ、ある日とうとう

「なおさんって人の名前あまり呼ばないですよね?呼ぶの苦手なんですか?」

と職員さんにも気づかれてしまいました。

苦手である旨を職員さんに話したところ、事業所に通う上で「人の名前を呼べるようになること」が目標の一つになりました。

職員さんは

「無理はしなくていいですが、少しずつ呼べるようになっていきましょうね」

と言ってくれたので、呼べそうな時は呼ぶ様にして、コンディション的にちょっと呼ぶのが無理そうな時は「すみません」とか「あの」とか言っています。

 

私はそういえば、昔から人の名前が呼べませんでした。

緘黙の症状が最も強かった小学時代や中学時代は口頭で呼ぶだけでなく、交換日記や手紙などで友達の名前を呼ぶことも一苦労で、「●●ちゃん」とか、あだ名とかを書くこともやっと行っているような感じでした。

 

何故こうも人の名前を呼ぶことが難しいのかというと、自分がその人のことを「●●」って名前の人だと認識していることを知られることに恐怖を感じるからだと思います。

どういうことなのかと言いますと、例えば私はごく一部の子としか仲良くなれなかったため、なおちゃんと呼ばれることよりも苗字にさん付けされることが圧倒的に多かったです。

そのため、誰かから「なおちゃん」だったり、他のあだ名で呼ばれると、呼んできた人に対して、「あぁ、この人は私の事を『なおちゃん』だと認識してくれているんだな」とか、「あ!今この人私の事下の名前で呼んでくれた!」とか「私はこの人にとって●●という認識なんだな」とか、自分が呼ばれる名前によってその人が自分の事をどう認識しているかを推し量っており、自分がどう呼ばれるかに関して敏感になっていました。

 

自分がこんな感じで名前を呼ばれることに敏感になっていたため、私以外の人たちもきっと、自分が呼ばれ方によってどう認識されているのか推し量っているに違いない、という発想でいます。

だから、私が人の名前を呼ぶということは、私自身がその人のことを「●●さん」だと認識しているということが相手に知れてしまうということだと思っています。

それに対して不安や緊張を覚えてしまい、今も上手く呼べないのかもしれないということに気づきました。

 

別に、苗字にさん付けぐらい大したことではないとは自分でも思うのですが、それでもやっぱり名前を呼ぶということに関しては今でも苦手意識があって、それは多分自分がどう呼ばれるかに敏感だから、相手も私がどう呼ぶかを気にするんじゃないかという風に考えてしまって、どうしても「すみません」とかの呼びかけしかできないのだと思います。

 

インターネットで結私の様に場面緘黙症の後遺症や対人不安やコミュニケーション障害がある人達のSNSを見ることが多いのですが、その人達の中には人の名前が呼びづらいという方もちらほら見かけます。

きっと私と同じ理由で名前が呼べなくなっている方もそこそこいるのではないかな、と思っています。

休む報告ができなかった話

これは私が高校2年生の時の話です。

私は家族で東京へ旅行することになっていました。

この旅行が何泊何日だったかまでは覚えていないのですが、旅行の1週間前には担任の先生に

「この日は用事があって学校を休みます」

と言わなければなりませんでした。

母にも早めに担任の先生に伝えるように言われていました。

 

しかし、私が先生に休む報告をしたのは旅行の前日になってからでした。

 

なぜなら、やはり自分から担任の先生に話しかけて用件を伝える事がどうしてもできなかったからでした。

私が高校生の時はまだ、私は自分が場面緘黙症だということを知らず、私が知らなかったので担任の先生も知りませんでした。

私が病気によって話せないという認識は私にも先生にもなくて、私は私で

「何とか人並みに話さなければ」

と思いながらもどうしても言葉を出すことができなかったし、担任の先生もそんな私の会話能力の低さを結構注意していました。

 

日頃から注意されているならさっさと休みの報告をすればいいのですが、そうもいかなかったのが場面緘黙症でした。

注意してくる先生は将来私がそのままでは困るだろうと思って、今のうちに直してほしくて注意してくれていたとは頭では理解できていましたが、私自身、病気とは知らなかったとはいえ好きで会話ができなくなっているわけじゃないのに、という気持ちもあったり、自分でも会話の出来なさを自覚していたからこそ注意されてしまうことが怖くて怖くて、とても自分からは先生に話しかけて用件を伝える事ができませんでした。

 

当時は母も私が自分の力で話せるようになることを望んでいたようだったのと、当時は私は自分が学校で話せないことを家で家族に話すことに大きな抵抗があって、家では普通に会話ができていたからこそ学校での体たらくを見せたくなくて、母に「先生には言ったの?」と聞かれて「言ったよ!」と嘘をついてしまっていました。

 

そして、旅行の前日、先生に勇気を振り絞って休みを伝えたところ、

「前日になって休みを伝えるなんて急すぎる」

とまたしても注意されてしまいました。

おまけに

「お母さんは今日伝えるように言ったのか?」

と尋ねてきました。

私は思わず首を縦に振ってしまいました。

自分が親や先生に怒られるのが本当に怖いと思っていた私はまたしても嘘をついてしまいました。

 

しかし、そんな嘘をついたのが非常にまずかったです。

先生から母親に電話が行ってしまいました。

 

こうして、母親には私が先生に伝えていなかったことがばれて、先生には母親が前々から先生に休みの報告をするように言っていたことが知れてしまって、両方からものすごく怒られてしまいました。

 

旅行は旅行で楽しかったと言えば楽しかったけれど、前日にこっぴどく叱られてしまって、自分が早く先生に言えなかったことと二人に嘘をついてしまったことで自分はなんて最低な人間なんだと自責の念に襲われ、せっかくの旅行も思いっきり楽しむという感じではなかった記憶があります。

 

今となってはやはり当時から私や先生も場面緘黙症を把握していれば相談もしやすかったし、先生ももっと違った対応をしてくれた可能性があるし、私も素直に言うのが難しいと母に言えて、嘘をつく発想にはならなかったと思います。

 

嘘をついたのは本当に悪かったとは思うけど、病気を知っていれば話せない自分が悪いんだと必要以上に思うこともなくて、母や先生と一緒に解決方法を考えられたのではないかな、と思っています。

マクドナルドで一言もしゃべらずに注文する方法

場面緘黙症の方が困っている状況の一つに、お店で注文するのが難しいということがあるかと思います。

私もその一人で、特にファーストフード店やその他の飲食店では店員さんに口頭で注文する機会がありますが、外で食事がしたいと思っているのに注文するときのことを考えるととても気が重くなってしまい、結局お店に行かずに家に帰ってしまうことがありました。

筆談で注文するという手もありますが、大多数が口頭で注文している中、突然自分が店員さんにメモを渡したらそれはそれでどう思われるんだろうとか考えたり、文字を書いているところを見られることに抵抗があったりして、筆談もなかなか難しいです。

 

そんなある日、マクドナルドに行きたいと思い、でも話すコンデションじゃなかった時に何とかして口頭で注文しなくても注文できる方法はないかと考えながらマクドナルドのアプリを開いてみると、モバイルオーダーの文字が目に入りました。

 

「これならもしかしたら話さなくても注文できるのでは?」

と思って、モバイルオーダーを使ってみることにしました。

 

使ってみた様子はこちら⤵︎ ︎


www.youtube.com

 

使ってみた感想ですが

 

これは神だ...

 

 

 

今回モバイルオーダーをふと知って、もしかしたら話さなくても注文できると期待して使ってみましたが、これは期待通りでした。

注文から受け取りまで一言も話す必要がなくスムーズに商品を買うことができ、これまで注文で店員さんと話すことが苦でハンバーガーが食べたいと思っても行くのを諦めてしまうことがあった私にはとてもいいツールでした。

 

モバイルオーダーは緘黙の人に適しているだけでなく、注文するためにレジに並ぶ必要もないので、普通に口頭で注文するよりもスムーズだと思います。

前もってマクドナルドのアプリをスマホに入れておいたり、クレジットカードなどのキャッシュレス決済の用意をしておいたりする必要はありますが、とても便利なので皆さんもぜひ使ってみて下さい。

 

 

顔が洗えないときの神パック

私はうつ病なのですが、うつ病の特徴である日内変動に悩まされています。

日内変動は1日の中で調子のいい時間帯と悪い時間帯があるという意味で、私の場合は朝が調子が悪くて、夕方から夜にかけて調子が良くなってくるパターンが多いです🥲

どう調子が悪いのかというと、主に強い倦怠感があり、日によっては身体や頭が痛いときもある感じです。

毎朝、準備の為に起き上がることが本当に大変なのですが、朝の準備の中でも私がとても苦手なことがあります。

それは、朝洗顔です。

 

洗顔は髪をまとめ、顔を濡らし、洗顔フォームを泡立て、顔を洗顔で洗い、流し、タオルで拭いて化粧水と乳液で保湿をするのですが、こうして書いてみると、朝洗顔と一言で言ってもやることが多いです。

この一連の動作を調子が悪い朝に行うことはとても困難で、ここ何ヶ月か、洗顔もしないで仕事に行ってしまうことが続いていました😢

 

A型事業所での短時間の勤務とはいえ、仕事に行く女性として洗顔もしないで出勤する状況が続いてしまっているのはさすがにやばいと思い、どうにかしないといけないと思っていたところ、ある時日用品を買いにドラッグストアに行ってあるものと出会いました。

 

それが、サボリーノの朝用マスクです✨

f:id:naotora57:20220424110128j:image

サボリーノの朝用マスクは、洗顔とスキンケアと保湿下地がたったの60秒マスクを使用するだけでできてしまうという優れものです☺️

 

私は正直、たったの60秒パックしたぐらいで私のオイリー肌の皮脂が取れるのか半信半疑でしたが、使用してみると皮脂が取れていて感激しました🥰

皮脂が取れるだけでなく、しっとりと保湿もされて、更にちょっとスースーする感じもあって、このスースーした感じによって朝の目覚めも爽やかになり、朝の準備に取りかかる前につけると起き上がりやすくなる感じもあります。

 

60秒マスクを付けるだけで洗顔代わりになるだけでなく、朝の陰気な気分もいくらか晴れるので、このサボリーノの朝用マスクは、うつ病の私にとっては欠かせないアイテムになっています♥️

Youtubeでもお話しています↓


www.youtube.com


 

うつ病と片付け

今週のお題「わたしの部屋」

 

 

毎年大晦日に毎年行っていたのが家の掃除でした。

恥ずかしい話、私は所謂片付けができない女です。

母にどやされながらも何とかきれいな部屋にすることができてはいましたが、数か月たてば元通りの汚い家になってしまいます。

 

うつ病になってからはさらに酷くなりました。

うつ病になる前は家族に言われれば掃除に取り掛かることができていたし、それなりにきれいな家にすることができていましたが、うつ病になってからはそれができなくて汚れたままの家で新年を迎えることが増え、今年の大みそかもお風呂と自分の部屋の掃除をするように母から言われていたのにできず、昨年から引き続き正直きれいとは言えない部屋で過ごしています。

また、うつ病になる前は食器洗いは私の担当でしたが、いつの間にか全くできなくなって母親がやってくれています。

 

このように家をきれいにできない理由としては、いくつか考えられますが、まずは意欲が沸かないことです。

うつ病になると何かをしようと言う気持ちになることが難しいです。

また、しようと言う気持ちはあっても実際に行動することがどうしても億劫で、体を動かして掃除に取り掛かることはできないのに

「やらなきゃ、やらなきゃ」

という気持ちだけはぐるぐる頭の中にあって、でもいつまでも寝ころんだままでいるという不毛な時間を過ごすことが多いです。

また、私の場合は体の疲れやだるさを感じやすく、万が一取り掛かれたとしてもすぐに疲れてしまったり、体調を崩してしまったりとすぐにやめてしまうこともあって片付けがいつまでたっても進まず、体調崩しながらもやってるのに部屋の状態は何も変わらないと言う状況になって、やる気を出して掃除をすることも無駄な労力だなぁと言う気持ちになることも多いですね。

 

最近、病院の先生に診断書を書いてもらうことがあり、書いてもらうにあたって「家をきれいに保つなど援助なしでできるか、援助や助言があればできるか、援助や助言があってもできないのか」という質問をされましたが、部屋をきれいにできるかどうかは精神障害の重さを見る一つの指標になっており、私の様に病気の為に掃除ができない人たちもたくさんいるんだろうなぁと感じました。

私は今、仕事をして自分の力で生きていくことを目指して生活をしていますが、生活するうえで家をきれいに保つことも重要な事なので、家のことも少しずつできるようになっていかないといけないなぁと思っていて、人生の課題の一つになっています。

 

f:id:naotora57:20220420140301g:image