A型事業所の利用の流れ①
こんにちは。
以前のブログで放課後等デイサービスでの仕事を辞め、新しい仕事を始めたと話しましたが、その話を詳しくしようと思います。
私は場面緘黙症の後遺症で今は社会不安障害とうつ病の治療中です。
場面緘黙自体はだいぶ良くなって、もう全く話せなくなるということはほとんどなくなりましたが、やっぱりまだ自分から他人に話しかけたり、他人の名前を呼んだり、仕事で最低限必要な報告連絡相談もなかなか難しいです。
あと、うつ病の方は気分の落ち込みや理由なく泣いてしまうことは数年前と比較するとかなり減りましたが、体の重だるさは四六時中感じるし、ほかの人と比べてかなり疲れやすいので、まだまだ完解には遠いような感じです。
なので、まだまだ健常者としてフルタイムの正社員をするのは無理だし、健常者としてパートやアルバイトをするのもこれまでの経験から考えると難しいと思って('_')
まずは私の病気を理解してもらう環境で、しっかり通勤する習慣をつけることから始めるのがいいかと思い、就労継続支援事業所で働いてみようと思いました。
このブログを読んでくださる方の中には、私と同じように緘黙やほかの病気によって、健常者の人たちと同じように働くことが難しい方、仕事をすることに対して自信がない方やそのご家族の方もいらっしゃると思います。
その状況を良くしていくために就労継続支援事業所に通うことも一つの選択肢として考えてみるのもいいのではないかと思います。
今回は、私が就労支援事業所に通うことになった一連の流れについて書いていこうと思います。
まず、就労継続支援事業所って何?
ここまで書いてきましたが、読んでくださっている方の中には就労継続支援事業所という言葉が聞きなれない方もいらっしゃるかと思います。
就労継続支援事業所は、病気や障害で一般的な就労が難しい人達が仕事をしながら、今後働いて行く上で必要なスキルや、生活習慣の定着を目指して通う場所です。
障害をオープンにして通うので、その日の調子や障害の特性でうまくできないことを理解してもらいながら、毎日決まった時間にどこかに通う習慣や働く習慣を身に着けることができます。
なので、健常者と同じように仕事をすることに不安があったり、障害者枠での仕事をしたいけど障害者枠であっても働き続けられるか心配だという人に合った場所だと思います。
就労継続支援事業所にはA型事業所とB型事業所があります。
A型事業所とは
A型事業所は上記のに一般の就労が難しい人、不安がある人が対象で、働くことに不安があるけれど、事業所と雇用契約を結んで病気や障害を職場の人たちにオープンにして、何らかの配慮をしてもらうことができれば働くことができる人たち向けのサービスです。
私が通っている事業所もA型事業所です。
B型事業所とは
B型事業所は障害や病気で就労が難しい人が対象で、雇用契約を結ばずに職業訓練を受けることができるサービスです。
A型よりも融通が利き、自分のペースで通うことができるので、仕事をしてみたいけどまだ決まった日や決まった時間に通うことが難しい人達はB型から始めるのもいいかもしれません。
利用の流れ
障害者手帳の取得
一番初めに私が行ったのが障害者手帳の取得でした。
障害者手帳は今回A型事業所に通うために取得したわけではなく、2年ほど前にはすでに取得済みでした。
詳しくはこちら↓
場面緘黙症の後遺症である社会不安障害とうつ病とのお付き合いは今後も続くだろうと思っていたので、もし今後働くときや何かあった時の為に持っていた方が安心かと思って2年前に取得しました。
障害者手帳は初診から6か月たっている人が申請することができるのですが、私はうつ病とは障害者手帳取得の時点で5年のお付き合いだったし、症状で生活や仕事が思うようにできず、いつになっても親離れができないでいるので、手帳の力を借りて自立に向かっていきたいという気持ちもあって取得しました。
障害者手帳の申請には通院している病院で障害者手帳用の診断書を書いてもらう必要があります。
先生がどう書くかで障害者手帳が取得できるかどうかや等級も変わってくるので、日ごろから先生に自分の状態をしっかり伝えておくことが大切ですね。
私は口頭だと言いたかったことが言えなくて後悔することがあるので、先生に言いたいことは紙に書いて渡すようにしています。
通いたい事業所に連絡し、見学をする
私はA型事業所に通ってみたいとは思っていたけど、実際に行動に移すことにとても時間がかかりました。
それは、通うためには事業所に電話をして、実際に見学に行く必要がありその電話が自分ではなかなかできませんでした。
何回か自分で電話にチャレンジしようと思いましたが、どうしても電話への恐怖が強くてできず、代わりに母に電話をしてもらうようにお願いをしました。
母に頼むということは、私の言いたいことを代わりに言ってもらうということなので事業所に話しておきたい私の病気のことを書いたメモを母に渡して代わりに電話してもらいました。
その電話の中で、見学に行きたい事も伝えたので、実際に見学に行く事になりました。
電話は母にしてもらったけど、実際に通うのは私なので見学は母に任せるわけにもいかず、自分で行く事に('_')💦
本当に緊張していて、事業所に入る時には手が震えていましたが、事業所内はとても静かで、軽く面談をしたり説明を聞したりしてくれた方が物腰柔らかい人だったので少しホッとしました。
場所自体が静かであれば、私もここではあまり話す必要もなく、「しゃべらなきゃ」という気持ちなって不安になることも少なくなるのではないかと思い、希望が持てました。
続く