なおの場面緘黙症日記

外で喋りたくてもうまく喋れない私の日記。YouTube「場面緘黙症なおちゃんねる」→ https://m.youtube.com/channel/UCFu5NR7KQwj8G0q6uzjNUVA

一般就労はまだ無理やな、と思った話

私の母親は仕事をしています。

ある日、仕事から帰ってきた母が、母と同じ職場の人についての話をしていました。

職場に、やりたい仕事だけやって、やりたくない仕事はやらずに、仕事を選んでやっている人がいるが、その人は正社員なので待遇はよく、ちょっと納得がいかないという話でした。

 

それを聞いて、私は少しドキッとしてしまいました。

仕事というのは何もかも自分の好きなようにできるというものではないし、ある時は自分のしたくないこともしなければならないものだと思います。

でも、私は広汎性発達障害であり、場面緘黙症であり、うつ病です。

私には障害や病気によってどうしてもできないことがいくつかあります。

例えば、電話応対や接客、受付などです。

でも、一般就労で病気を隠して就職するということは、業務内容に関しての配慮は全く受けられません。

健常者と同じように、指示された仕事はこなしていくことが当たり前のこととして求められるし、そこで私がもし「電話応対はちょっと難しいです」などと言って、電話応対を免れたとしたら、それこそ

「なおは仕事を選んでいる。」

と思われて、同じ職場の人から白い目で見られてしまうこともあれば、実際に私が特定の仕事を避けることによって迷惑をかけてしまうこともあると思います。

そんな状況の中、私ができない仕事を他の人がやらなければならなくなって、私の代わりにやってくれる人達と私の給料や待遇が同じだとしたら、それこそ顰蹙を買ってしまい、だんだんとその職場にいづらくなって、仕事を続けられなくなる可能性も高いです。

今回の母の話を聞いて、私は今の私の病状ではできないことがたくさんあるし、不向きな仕事をして体を壊した経験もあるため、働くのであればまだ一般就労は難しいだろうな、と改めて思いました。

 

障害者採用の求人を調べることがありますが、障害者採用は一般雇用と比較すると職種も限られてくるし、給料にも差があります。

でも、健常者のサポートが必要なことや、障害によってできないことへの配慮を考えると、これは多少は仕方のないことなのかな、と思ったりもします。

 

障害者採用にも一般雇用にもメリットとデメリットがありますが、とりあえず今の私の病状を考えるとまだまだ一般雇用で、障害を隠して働くことは難しいな、と感じています。