修学旅行
最近の自粛生活で旅行に行きたくても行けない状況が続いておりますね( ´・ω・`)
なので、今まで行った旅行楽しかったなぁ...みたいな感じで昔行った旅行について思い出している人もたくさんいるのではないでしょうか。
私も旅行は好きで、
「あのとき行った○○楽しかったなぁ。いい所だったなぁ。」
と懐かしく思い出すことがあります。
そんな旅行の中で、緘黙当事者として振り返るのが修学旅行!
というわけで、今回は一緘黙当事者が修学旅行について思うことを書いていくよ!
修学旅行というのは、学校の行事である。
学校の行事というのはつまり、学校で話すことや表情を変えることができない私にとっては
日をまたいで話すことも笑うこともできない
という状況になるのである。
自分自身の中では
「なお 喋ってはいけない24時」「なお 笑ってはいけない24時」
が行われることになるのである。
別に喋ったり笑ったりしたからといって、あの番組みたいに
「デデーン なお アウト!」
と尻を叩かれることは無いが、その代わり、
「あ!今なおが喋った!」
や
「あ!今なおが笑った!」
という、私が苦痛に感じる周りからの指摘がある。
この「喋った!」や「笑った!」という指摘は私にとっては尻たたきと同じくらいの苦痛を感じるため、喋ったり笑ったりすることは修学旅行の間はずっとできないということになる。
まぁ、喋ること自体に凄まじい恐怖を感じるため、数日人前で話すことはまず無かったけど、旅行は楽しかったり面白かったりする場面がやっぱりたくさんあるから、笑いをずっとこらえ続けるのはかなりしんどかった。
せっかく滅多に行くことの出来ない楽しい場所に行くのに、話すことも笑うことも我慢しなければならないなんて、本当にもったいないことだったけど、当時の私には人前で話すことや笑うことは本当にできないことだったから、仕方なかったんだ( ´・ω・`)
でも、いつも学校では1人で過ごすことが多かったけど、修学旅行のときは誰かしら女の子が声をかけてくれて、その子の友達グループに入れてもらっていたから、旅行中の自由時間を1人で過ごすということにはならなくて、感謝感謝だった。
その流れで書くけど、修学旅行に行く前に行うのが部屋割りやグループ決めだ。
私のように1人で過ごすことが多い人間にとって、こういうどこかのグループに自分も参加しないといけない状況は、なんというか、苦痛を感じる。
何が苦痛かって、皆私みたいな誰とも仲良くできないような人間とせっかくの修学旅行で同じ部屋になんてなりたくないのではないかと思うからだ。
夜に友達と遅くまでおしゃべりするなんて、修学旅行の醍醐味ではないか。
そんな醍醐味を私と同じ部屋になったばっかりに味わえないなんて、申し訳なくて申し訳なくて...( ´・ω・`)
私は小中高の修学旅行には全て参加したのだが、私を含めて3人以上の部屋のときは私は聞いとくだけであとの子達はおしゃべりする、という感じで、2人きりの部屋の時は非常に申し訳ないことに、消灯の時間になったら早々寝る、という感じになった。
場面緘黙症だったり、学校で1人で過ごすことが多い人の中には、修学旅行は不参加だった人達もたくさんいるんじゃないかな?と思う。
いろいろ申し訳なさや思いっきり楽しめない感じはあったものの、ちゃんと参加してそれなりに思い出が作れたことは、仲間に入れてくれた子達のおかげだ。
それは本当にありがたいことだったなぁと思っている。