ゲロって怖くないですか?
※今日はちょっと汚い話。
私は人と話すことが怖い。
それはいろんな所で散々言ってきているし、このブログのテーマが場面緘黙症や社会不安障害だから、私の病気にまつわることを書いてるから、私のことを知っている人は私が極端に人と関わることを怖がっていて、生活に支障もでていることは知っているだろう。
しかし、私にはもう1つ怖いものがある。
それは、嘔吐。(✽︎´ཫ`✽︎)
他人が吐くのも無理だけど、自分が吐くのも無理で、吐き気があっても絶対吐きたくないから半分パニックになりながら我慢する。
あと、誰かが吐きそうになってたら逃げたくなるし、身体が震える。
道端に酔っ払いのゲロが落ちてるのを見かけたら涙と鳥肌がくる。
「大人のくせにゲロ吐くまで飲んでんじゃねーよアホタレがー゚゚(´O`)°゚ !!」
と思いながら立ち去るしかない。
でも嘔吐は本来、身体によくないものを外に出すための生理現象だ。
怖がることじゃないはずだ。
小さい子どもなんて、何かある度によく吐いたりするけど、私も小さい頃はゲロゲロやっていた。
それが、今はできない。
あれは、小学校5年生の冬のことだった。
私は、家族とショッピングモールに出かけ、ある場所で待ち合わせをしてそれぞれ行きたい売り場に遊びに行っていた。
私は、そのとき1番最初に待ち合わせ場所に着いて、まだショッピングモールで遊んでいる家族を待っていた。
すると、かなり太った巨大なおばさんがこっちにのたのた歩いてくる。
「このおばさんなんだろう?」
と思ったその瞬間、おばさんが私の横にしゃがみ、ショッピングモールの床に
「ヴォェェェェェェェエエエエ!!」
と思いっきりゲロを吐いたのである。
そのときの声と、おばさんの口から盛大にゲロが出ている光景がとにかく怖くて、私は固まってしまった。
そうしている間にそのおばさんは、のろのろと歩きだし、数歩進んではしゃがんで吐き、を繰り返してトイレまで行っていた。
当時11歳だった私にはその光景は衝撃的すぎた。
もう、1人で、おばさんのゲロがある場所にいるのは耐えられなかったので、半分パニックになりながら母を探した。
その最中、ショッピングモールの床のいろんな所にゲロが落ちていて、私はそのゲロがすごく怖かったのである。
なんとか家族を探し出し、帰ったのだが、当時は本当に怖いと思ったことは家族に言えない性格だったから、私はその日見た光景は何年も自分だけで抱え込むことになった。
辛かったのが、おばさんの
「ヴォェェェェェェェエエエエ!!」
な光景が脳裏に焼き付いて、1週間不眠に陥ったことである。
おばさんがなんであんなに吐いていたのかはよくわからない。
奇跡的に、その日以来、私も家族もノロウイルスとか食中毒には1回もかかっていない。
とにかくその日以来、私は人生で1回もゲロを吐いていない。
もう、どうやって吐いていたかわからない。