眼鏡かけてるー!
今使っている眼鏡はこれ。
私がピンク大好き女なのと、よく見るとバーバパパの絵が描いてあるのが可愛くて、見つけたその日に買いました。
そのお店ではラスト1個だったみたいでラッキーだった☘️
眼鏡にちなんで、緘黙ならではのエピソードがあるので書いとくか。
私は中2の頃、ゲームばっかりしてたからか急激に視力が悪くなったので、眼鏡を作ることになった。
初めての眼鏡ということで、私は結構ワクワクしながらフレーム選びをしたし、眼鏡をかけると一気に目が見えるようになるのがとても楽しかった。
学校では黒板の文字が見えにくいことにとても困っていたので、黒板の文字も見やすくなるのかと思うと、普段は行きたくない学校も楽しみに感じられた。
そして、眼鏡を初めて学校でかける日がやってきた。
私は、眼鏡を作った当時は、視力は、勉強するときや小さいもの、遠くのものを見るとき以外は眼鏡をかけなくても特に困らない程度だったことと、眼鏡をかけるにあたって心配なことが1つあったので、授業が始まるまでは眼鏡をかけなかった。
いよいよ、授業が始まり、眼鏡をかけたところ...
私が眼鏡をかけた所をみたクラスの女の子が
「あーっ!なおちゃん眼鏡かけてるー!」
とめちゃくちゃ大きな声で言ったのである。
そうすると、クラスの皆が私の方を見て
「本当だ!」
「眼鏡かけてる!」
とざわざわし始めた。
そう、私の心配とは、眼鏡をかけたことを誰かに指摘され、皆に騒がれるのではないかということだった。
私にとって、私の行動によって皆の注目を集めてしまうことは恐怖そのものだったのだが、嫌な予感は的中した。
そのとき、先生が
「ちょっと皆、静かにして!」
と言った。私はそのとき一瞬
「た、助かった!」
と思ったのだが、その直後、先生が
「なおさん、真っ赤になってるでしょ!」
と言ったのだ...。
そうすると、今度は私の顔が赤くなっていることについて、
「わー!なおが赤くなってるー!」
と皆がぷーくすくすしだしたのである。
もう、これによって、私のほっぺの温度は更に上昇し、パニックになりかけていた。
見かねた先生が、
「静かに!授業進めるよ!」
と言うと、皆のぷーくすくすは静まっていった。
皆が静まっても、私は恥ずかしさから逃れられず、もはや授業どころではなくなっていた...。
場面緘黙症の人が喋ったら、
┌(☝┌՞ ՞)☝キエェェェエェェwwwww
シャァベッタァァァァァァァ!!!
みたいな感じで皆が騒ぐのはよくあるが、このように、場面緘黙症の人が普段とちょっと違うことをしてもみんなが騒ぐのもよくあることかもしれない。
少なくとも、私はよく騒がれていた。
私の中では、私の行動が注目を集めるのが怖くて話ができなかったような所もあったのに、逆に話が出来ないことによって何かをする度に注目を集めてしまうことになっていたのは本当に皮肉なことであった。