風邪爆弾
私は今風邪をひいている。
↓鼻が詰まっているときの私。
詰まった鼻にティッシュを突っ込んでからしばらくしてティッシュを取ると鼻詰まりが一時的によくなるからやる。
今はだいぶ治ってきているが、鼻は詰まるし、喉は痛い。
これで、寝て早く良くなりたいのに、鼻と喉が気になって寝れないこともあるのはなかなか地獄で怒りさえ覚える。
そして、今回の風邪で、昔場面緘黙症が酷かった頃の風邪もありえない程の地獄だったことを思い出したので書こうと思う。
風邪というと、鼻水や咳といった、音を立ててしまう症状がある。
私は、話すことに抵抗があったのと同様に、風邪によって音を立ててしまうことにも強い抵抗があった。
だから、風邪をひいていて学校に行ったときに、学校で鼻をかんだり、咳をしたりすることにも強い抵抗があった。
だから、鼻水を出すのも咳をするのも、ひたすら我慢、我慢だった。
それでも、休み時間はトイレに行けば、水を流しながら思う存分に鼻をかみ、咳をすることができていたが、静かな授業中に自分が音を立ててしまうなどあってはならないことだと思っていたので、我慢をしていた。
その我慢の時間にも、悪夢の時間があった。
風邪をひいていて、急に咳が止まらなくなり、しばらくしたら咳の波が引いていくようなことはないだろうか。
その、咳の波が授業中にやってきたときには最悪である。
咳を我慢していると、涙が出てくるし、 顔も熱くなってくるし、呼吸も苦しくなるし、吐き気もしてくる。
特に、嘔吐恐怖症である私にとっては、吐き気もしてきたときにはパニックになりかけていた。
↑私の嘔吐恐怖症についてはこちら
もう、このときの私はいつ咳の大爆発を起こすかわからない爆弾になっていた。
そんな状況なら、授業中でもトイレに行き、咳をするなりうがいをするなりすればいいのだが、いかんせん場面緘黙症である。
授業中にみんなの前で
「先生、トイレ行ってもいいですか?」
など言えるはずがなかった。
幸いにも、授業中に咳の波が引いていくか、私が耐えきるかして、授業中に大爆発してしまうことは1度もなかった。
でも、この記事で伝わるかはわからないけど、この悪夢の時間は、本当に本当に心身ともに苦しい時間だった。
今は、人前でも鼻をかめるようになったし、人に
「トイレに行ってきます」
と言えるようになったので、風邪を引いても昔ほど苦しむことは無くなった。
本当にいいことだ。
あの風邪爆弾タイムは2度と経験したくない。