なおの場面緘黙症日記

外で喋りたくてもうまく喋れない私の日記。YouTube「場面緘黙症なおちゃんねる」→ https://m.youtube.com/channel/UCFu5NR7KQwj8G0q6uzjNUVA

集中できない

私は場面緘黙症でずっと生きてきたストレスから、20歳になって半年たった時にうつ病を発症し、現在28歳なのでうつ病と8年間も付き合ってきました。

場面緘黙症の症状はその時と比較してかなり良くなり、今では

「普通に話せてるよ」

とか、

場面緘黙症って言われないと全然気づかないよ」

と言ってもらえる程度には会話ができるようになってきていますが、やっぱり健常者と同じようにはいまだに働けていません。

今は緘黙の症状よりもうつ病に困っている状態です。

 

うつ病で困っていることはたくさんあるのですが、場面緘黙症だけの時は得意だったのにうつ病にもかかってしまった今できなくなっていることがあります。

 

その一つが、物事に集中することです。

 

小学校から高校まで、私は何かに集中することが得意でした。

学校の授業もとても集中して聞いており、勉強で困ったことはあまりなかったような記憶があります。

また、みんなが自習の時間におしゃべりに興じている中、一人黙々と勉強を続けていたり(単に輪に入れなかっただけでもあるけど)、テストの時間もあまり苦に感じずに取り組んでいたり、とにかく私は集中することが得意だったし、先生や親からもそう思われていました。

 

ところが、うつ病にかかって私は集中することが難しくなってしまいました。

何か作業をしていても頭が働かなくて、現在A型事業所でエクセルのテキストを用いて学習する時間があるのですが、調子が悪い日はその時間にもテキストの問題の意味を理解することができなくて、課題に取り組むことが難しく、進まないことがあります。

 

現在はとりあえずパソコンの勉強はしているもののマイペースにできるし、学習以外にも入力作業もすることがあって、入力作業は特に頭を働かせなくてもできる作業なのでそれなりにできています。

 

でも、学生時代はこうもいかなくて大変でした。

大学3年生の時にうつ病にかかりましたが、テストの対策のための勉強がなかなかできなかったり、提出しなければならないレポートが書けなくて困ったり、読まなければならない本も読めなかったりして、調子が悪い日は学習がほとんどできず、調子のいい日にまとめて行うようにしていました。

卒論の時期は本当に大変で、調子のいい日に大学のパソコン室に何時間もこもり、調子が悪い日は休む、と言う流れで行い、何とか調子がいい日に進めて期限までの提出ができました。

 

大学時代うつ病で勉強が大変だったけど、まだ中学生や高校生の受験を控えたときにうつ病にかからなくてラッキーだったと思っています。

本番の日に調子の悪い日が重なってたら問題が解けなかったかもしれないし、勉強もできなくて大学にもしかしたら入れてなかったかもしれません。

 

うつ病は気分が落ち込む病気と言うのはたくさんの人が知っているとは思いますが、それ以外にも何かに集中することも難しくなったり、他にもたくさんの困りごとがあるので、このブログでもうつ病についても今後も書いていきたいと思っています。