英検の思い出
私は、高校生のときに英検を受けたことがある。
何回か受けたような記憶があるが、その中でもものすごく覚えている英検のエピソードを語ろうと思います。
私は高校生の頃は英語は得意でも不得意でもなかったし、好きでも嫌いでもなかったから、英検も別に受けたいも受けたくないも無くて、高校のときの担任が
「みんな、受けろ」
とクラス全員に受けさせたため、私も受けることになった。
ただ、勉強はそれなりに大変だった。
そうしている間に英検当日になり、四苦八苦しながら問題を解いた。
それからしばらくして、結果が発表された。
その時点で受かったのはクラスの中でも少数で、私もその少数の仲間入り、合格だった。
合格だったのがクラスの中で少数だったこともあり、私は
「うへへ( ◜௰◝ )💕やだなぁ、私ったら天才だわ」
などと調子に乗った。
だが、調子に乗ったのもつかの間、担任の発した言葉に私は凍りつかざるを得なかった。
担任は、
「じゃあ、受かった人は2次の面接試験もがんばるように!」
と言ったのだ。
私が受けた級は筆記試験、そして面接形式のスピーキングテストの両方に受からないと取ったことにならない系テストだったのである。
筆記試験に数少ない受かった者になったことにアゲアゲだったテンションはガタ落ち、一気に不安が襲ってきた。
英語での受け答えに不安があったが、それ以前に高校生当時の私は場面緘黙症、対人恐怖症、赤面症が酷かった。
これは、もう終わったと思ったよ\(˙◁˙)/
それでも、せっかく筆記試験に受かったし、親に高い金払ってもらって受けたんだし、勝手に受けるのやめたら担任が怖いし、やっぱり面接試験からは逃れられなかった。
学校で、英検の面接試験で出された過去問を見て、頭の中で答えを作る練習をした。
あと、面接試験の部屋に入るときはノックをしてから
「May I come in?」(入ってもいいですか?)
と言わなければならず、その練習もした。
ちまちま対策をしていたら面接試験当日がやってきた。
面接試験では来た順に面接試験の部屋の前に並んで待つことになっていた。
その待ち時間がまた地獄で、緊張で答えが浮かばず頭がパーになるんじゃないか、そもそも一言も発せないで終わってしまうのではないか、怖すぎる待ち時間だった。
また、1人ずつ
「May I come in?」
と言いながら部屋に入っていく受験者を見るのも嫌で、自分の「May I come in?」が試験官に聞こえず、部屋に入ることすらできないのではないかと思った。
緊張しながら聴く「May I come in?」のせいで、私はこのときにものすごく「May I come in?」が嫌いになった。
そうして待っていると、私の番が来てしまった。
震える手を必死に前に出してドアをノックし、
「May I come in?」
と言った。
すると、入ってもいいと英語で返事があったので、ちゃんと聞こえたことにひと安心し、面接部屋に入った。
面接試験のときのことは、緊張のあまりよく覚えていないのだが、必死に頭を使い、勇気を振り絞りながら何とかしゃべることはできた。
しゃべったことは自分の中では支離滅裂だったような気がするが、なんとか終わったことに安堵し、面接試験会場を後にした。
だが、安心しながら歩いていると、何故か、お尻から太ももの辺りがやたら涼しいような気がしてきた。
それが気になってそのとき着ていた制服のスカート辺りをさわってみると、なんとびっくり!
スカートのお尻部分がスパッツに入っており、おしり全開で歩いていたのである。
待ち時間も試験もこの状態で受けて、みんなにしりを晒していたとは、こりゃもう嫁に行けねぇや
( ゚д゚)オ…マイガー…
ちなみに英検は、無事に受かりました。
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