父親
今週のお題「おとうさん」
いきなりだが、私の両親は、私が15歳のときに離婚している。
もう10年経ったのかぁと思うと不思議な気持ちになるなぁ。
「私の両親離婚してるんです」
っていう話をすると、皆気を使って、私に父親のことについて詳しく聞くことはしなくなるから、私は誰かに父親の話をしたことはあまりない。
だから、ちこっと書いてみようと思う。
父親は、このブログでは以前私が毛深い話をした際に、ちらっと出てきた。
外見は、両津勘吉や
ネオ・コルテックスに似て、
とても濃かった。
これらのキャラクターを見ると、すぐさま父親が頭に浮かぶ。
父親の話をすると言っても、正直言ってろくな思い出がない。
まず、休みの日は、父は自分の部屋にいるか、パチンコに出かけるかのどちらかで、あんまり遊んだ記憶が無い。
私の緘黙についてもあまり考えてくれなくて、
「いい加減話せるようにならないとね」
としか言ってくれなかったし。
でも、僅かな記憶を呼び起こしてみると、
「アルミ缶の上にあるみかん」
だの、
「トイレに行っといれ」
だの、
「カッターを買ったァ」
だの、酷い親父ギャグを連発しているような人だったな。
本当に、稀に家族で出かけたときはこんな感じだった。
父は、母と夫婦だったときから、勝手にお金を使ったり、借金をしたりしていたようだった。
離婚するときは、家族に何の相談もなく勝手に退職していて、しかも、生活費をパチンコで稼ごうと本気で思っていたようだったから、逃げるように私、母、弟は父から離れた。
離婚したと話すと、皆気を使うのだが、私は父に大して特に思いがなかったので、離婚で精神的にやられてはいなかったが、崩れゆく家庭に弟は心をすごく痛めていたようで、この離婚が
↓この記事の時期弟が荒れていた理由だったりする。
そんな感じで離婚したため、私は離婚してから父親とは1回も会ってなければ連絡も取っていないけど、私が大学に受かったと聞いて喜んでいた、というのをいつの頃だったか聞いた。
嫌な気はしなかったけど、素直に喜べるかんじでもなくて、何とも複雑な気持ちになった。
今、父は、私の父方の祖母と暮らしているようなのだが、詳しいことはよく分からない。
母も今は父とは一切関わっていない。
祖母ももう結構な歳だと思うけど、2人は今どうしてるのかな、とたまに思う。