診察も行けない
私は、場面緘黙症、社会不安障害、うつ病で心療内科を通院している。
場面緘黙症は生まれつきだし、社会不安障害も多分生まれつきだし、1番新しい病気のうつ病だって、かかって5年は経過したが、いい時期悪い時期繰り返してばかりでなかなか寛解しない。
最近は、午前中の調子が悪くて起き上がれない日が多くて、午後からは動けるようになっても予定が入っていたら、それが憂鬱で憂鬱で仕方ない。
悪いときには午後からも動けなくて一日中横になって一日をつぶしてしまうこともよくあることだ。
でも、あまりにも調子が悪かったら予定をキャンセルすればいい。
ただ、これだけはキャンセルする訳にはいかない、という用事がひとつある。
それは、心療内科の通院だ。
精神的な病気は、コンスタントに薬を飲み続けて治療する場合が多い。
私も、一日に何錠か飲みながら生活している。
だから、通院をキャンセルしてしまうと、薬がもらえないので、更に調子が悪くなることがあるのだ。
でも、病院に行くには、着替えたり、電車に乗ったり、待ち時間を院内で長時間過ごしたり、先生と話をしたりしなければならない。
これが、調子が悪いときには本当にきつい。
特に、場面緘黙症の私にとって、先生と話すことが本当に大変である。
病気の様子を正しく先生がわかってもらった上で薬を処方してもらわなくてはならないが、調子が悪いときには喋るのも無理になる。
そんなときは、良くなるためとはいえ、とても診察に行けない。
こうなったときは代わりに母に薬を貰ってきてもらうか、キャンセルして行けるときに行くかしている。
精神疾患の通院は、患者にとっては、思ったよりも体力のいることなんじゃないかな、と私は思っている。